普通すぎる!「ザ・ラストハウス」ネタバレ感想

映画

Netflixを開くと、なかなか興味を惹かれるタイトルがランクインしていた。
「ザ・ラストハウス」という映画だ。
観たが、マジで良くも悪くもない、普通の映画だった。
個人的評価50点。

「ザ・ラストハウス」あらすじ&主なキャスト

扉も窓も開かず、自宅から出られなくなってしまった家族。
どうにかして脱出の糸口を探ろうとするが…。
緊張感に満ちたSFサスペンス。
  • ワグネル・モウラ
  • グレタ・リー
  • ガブリエル・バルボサ
  • エマ・ホー
  • ライリー・チョン
  • ノア・アレクサンダー・ソスノフスキ

「ザ・ラストハウス」レビュー(ネタバレあり)

トランスポーターシリーズ、グランド・イリュージョン1,2を手掛けたことで知られるルイ・レテリエが監督を務めたSFサスペンス映画。
Netflixドラマのナルコス(パブロ・エスコバル役)でお馴染みのヴァグネル・モウラが主演。

至って普通の映画だった。
設定は面白いのだが、いかんせん凡庸な出来に終始してしまっている。
まず良かったところから書いていく。

途中までの密室サバイバルはなかなか面白い。
この映画の最も魅力的な要素だと思う。
家から一歩も出られない。
電気、ガス、水が止まるのも時間の問題。
どうやって生き延びるのか。

煙突を介して罠を仕掛け、獲物を捕らえる。
作物を育て、それを食べる。
極限状態のなか、試行錯誤していく様子が面白い。
それが室内で繰り広げられるのも、他の映画にはない特徴的なところだ。
海外のサバイバルドキュメンタリー番組を観ているような、そんな楽しさがあった。

徐々に冷静さを失っていく家族、緊張感と絶望感が良い。
最初はまあどうにかなるだろうと楽観的だが、だんだんそれが消えていくリアルさ。
一切外に出られなくなり閉じ込められたとき、人はどうなるのか。
このヒリつき具合は素晴らしい。
特に、死んでしまったペットを解体して冷凍保存するあたりは、かなりショッキングで心にくるシーンだった。
困難な状況で、家族の絆が試される。
ぶつかりあいつつも、最終的に団結して困難に立ち向かう。
ベタな展開だが、素直に感動した。

正体不明の敵、それによるホラー描写。
雨になると、外に敵が現れる。
それは徐々にこちらに忍び寄ってくる。
じわじわと侵略してくる恐怖、これはゾクゾクした。

この映画のダメだったところを挙げていく。
まず、途中から安っぽいモンスターパニック映画と化すところ。
敵の正体が判明してから、よくありがちなモンスターパニック映画となってしまった。
敵の正体はなんと、深海に潜んでいた生命体。
はっきりと明言されていないが、主人公の娘が語っていた内容からして、間違いないだろう。
中盤からこの生命体をどう倒すかという話になるのだが、まあ面白くない。
その戦いも非常にありがちで、新鮮味ゼロ。

ツッコミどころが多い。
電気、ガス、水道などのライフラインは、なんであんなに長く供給され続けていたのか?
あの状況で5年生きるのは流石に無理じゃない?
トイレはどうしてるんだ?
ツッコミどころがありすぎる。

ラストが雑。
今回のラスボスである生命体、なんと主人公がトドメを刺さなかっただけで許してくれる。
絶大なパワーで人々を閉じ込めて皆殺しにしようとしていたのに、和解を試みたらあっさりOK。
非常に寛大な精神をお持ちである。
これはいくらなんでも都合がよすぎる。
ちゃんと決着つけてくれ!って思った。

まとめ

興味を惹く設定の秀逸さに対して、内容はとてつもなく凡庸。
決してつまらなくはないが、期待値を下回る出来だった。
暇つぶしにはちょうどいいかもしれない。

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