クリスマスらしい映画がNetflixにきたので、紹介&レビューを。
『クリスマスイブには強盗を』概要
金もない、アンハッピーな2人の男女がタッグを組む。
クリスマスイブ、高級百貨店からの強奪計画を成功させるために。
マイケル・フィモニャーリ監督、アビー・マクドナルド脚本作品。
・主なキャスト
- オリビア・ホルト
- コナー・スウィンデルズ
- ルーシー・パンチ
- ピーター・セラフィノウィッツ
- ポピー・ドレイトン
『クリスマスイブには強盗を』見どころ紹介(ネタバレなし・まだ観てない人向け)
内容は分かりやすく重くない、視聴時間も1時間36分とコンパクト。
家でくつろぎながら観れる、まさにNetflix向けの映画だ。
ストーリーはしがない男女2人が強盗に挑む過程で、徐々に惹かれあっていくというラブコメである。
特に意外な展開はなく、想像したとおりの王道ストーリーとなっている。
起承転結ちゃんと入れこんだうえで、キャラのバックボーンも描きながら1時間36分でまとまっている。
これは地味にすごいことで、脚本家のたしかな力を感じた。
コメディ部分もクスっと笑える、楽しいものとなっていて素晴らしい出来だ。
キャストたちの演技も皆いいし、特に主演2人はキャラクターともにとても魅力的である。
全体的にひねたところはなく、ストレート。
そして非常にさわやかで気持ちのいい映画だ。
以上、見どころ紹介終了。
『クリスマスイブには強盗を』レビュー(ネタバレあり・もう観た人向け)
なかなか面白い映画だった。
観たあとにほっこりして、どこか前向きになれる映画だ。
主人公のソフィアとニックは、最初は打算でタッグを組むことになる。
この成り行きでタッグとなった2人が徐々に惹かれあっていく過程がナチュラルで、巧みに描かれている。
なので、違和感を感じることなく2人の心が近づいていく様子をニヤニヤしながら楽しむことができた。
強盗要素もトリッキーなところはないものの、ちょっとした驚きポイントがあってよかった。
そのなかでも、社長のスターリングが自作自演で金を集めていたというのは少しビックリした。
それを逆手にとってスターリングをハメるわけだが、それがなかなか痛快で、ソフィアの最後のファックサインに拍手を送りたくなった。
最後の百貨店突入パート、お約束ながら警備員にバレてドタバタ展開になるというのも、エンタメ作品らしくシンプルで楽しい。
ただ破るべき金庫がDNAを読み取らないと開かない仕様なのだが、ソフィアがスターリングの娘というだけであっさり開けてしまったのには拍子抜けした。
ここはもうちょっとどうやって突破するのかを工夫して、ワクワクさせて欲しかった。
ただマイナスポイントはそのくらいで、全体的によくできているエンタメラブコメである。
素敵なハッピーエンドだし、エピローグの主人公たちと家族との食事風景も幸せそうでとてもほっこりした。
テンポもいいし、上手くまとまっている良作であった。
まとめ 個人的評価60点
家でリラックスして観るのにちょうどいい映画だと思う。
オススメである。

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