デンゼル・ワシントン主演の面白そうな映画がNetflix映画ランキングに入っていたので、紹介&レビューを。
『マイ・ボディーガード』概要
元CIAの男はとある理由で少女のボディーガードとなる。
しかし少女は誘拐ビジネスの被害にあい、誘拐されてしまう。
果たして彼は少女を取り戻すことができるのか。
主なキャスト
- デンゼル・ワシントン:ジョン・W・クリーシー役
- ダコタ・ファニング:ルピタ・ラモス役
- クリストファー・ローケン:ポール・レイバーン役
- ラダ・ミッチェル:リサ・ラモス役
- マーク・アンソニー:サムエル・ラモス役
- ジャンカルロ・ジャンニー二:ミゲル・マンサーノ役
『マイ・ボディーガード』見どころ紹介(ネタバレなし・まだ観てない人向け)
万人みな楽しめる、アクション・スリラー映画である。
デンゼル・ワシントン主演ということでなんとなく予想がつくと思うが、彼が暴れまわり無双する映画が観たいのであれば間違いなく楽しめるだろう。
そのデンゼル・ワシントン含め、役者陣はみな素晴らしいの一言。
ダコタ・ファニングも天使のようで非常にかわいらしい。
ストーリーは難解なところはほとんどなし。
分かりやすく王道、しかし安っぽいところはなく丁寧につくられており、しっかり楽しむことができる。
アクションもド派手にするのではなく、淡々としていながらスピーディーでクール。
そんなクールなアクションをする、カッコいいデンゼル・ワシントンが観れるところもオススメだ。
以上見どころ紹介終了。
『マイ・ボディーガード』レビュー(ネタバレあり・もう観た人向け)
面白い映画だった。
まず第一に思ったのが、デンゼル・ワシントンがめちゃくちゃにカッコいいということである。
どこか寂しさもありながら芯の強さも持ち合わせる、クリーシーという役を見事に演じているのも流石デンゼル・ワシントンといったところだ。
そしてダコタ・ファニングが天使すぎる。
あの年であれだけ演技がうまいのだから恐ろしい。
彼女はクリーシーが護衛することになるルピタという少女を演じている。
クリーシーは最初ルピタをめんどくさく感じていたが、無邪気に接してくるルピタに次第に心を開いていく。
クリーシーがスイミングを教えたり、ルピタがネックレスをプレゼントしたりなど、彼らが交流していく描写が丁寧に描かれている。
これが観ていて微笑ましいし、のちの展開に説得力を持たせているのがいい。
ストーリーは非常によくある王道復讐ものなのだが、王道だからこそ安定感のある、万人が楽しめるストーリーとなっている。
それに安っぽいストーリーではなく、きちんと丁寧につくられているので好感が持てる。
アクションもキレがあり、サラッとクールに観せていくスタイルでこの映画にマッチしている。
映画は中盤以降、クリーシーがルピタを誘拐されたことへの報復に、冷酷に悪を処刑していくパートに突入する。
ここがなかなかグロく、容赦なく敵を処刑していく。
指を切り落とす、肛門に爆弾を入れる、手を銃で吹き飛ばすなどだ。
ただ敵も純粋にクソな人間しかいないので、容赦なく殺されていくのは正直カタルシスがあって良かった。
目的のためならためらうことなく実行に移すクリーシーも恐ろしくて凄みを感じる。
復讐劇の末に、ついにルピタを取り戻すための交渉に成功するクリーシー。
自身の命と黒幕の弟を差し出すのと引き換えに、ルピタを返してもらうという交渉である。
クライマックスとなるこの最後のシーンが最も印象に残った。
自分のしてきたことへの罪悪感から、心に虚しさを抱えどこか死に場所を探していたクリーシー。
そんな彼がルピタという本当に愛しいものを見つけて、彼女のために命を捨てる。
クリーシーにとっては救いのある結末だったのだと思った。
少ないながらこの映画のマイナス点を挙げるとなると、上映時間の長さがある。
2時間26分と長く、面白いがどうしても間延びしている感があるのだ。
もう少し復讐パートなどを短くするなどして、コンパクトにまとめても良かったと思う。
そういう映画なのだからまあお約束と言えばそうなのだが、主人公があまりにも強すぎるというのも若干マイナス点かもしれない。
ここまで強いとどうしてもご都合感を感じてしまうので、もう少しリアル寄りにして欲しかったかもしれない。
まとめ 個人的評価70点
よくできた、万人が楽しめる良質な映画だった。
特にデンゼル・ワシントンが好きならオススメだ。
コメント