映画『AKIRA』 感想

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youtubeでAKIRAが無料で放送されていたので久しぶりに観た。
感想をつらつらと書いていく。(ネタバレあり)

映画『AKIRA』概要

AKIRA』(アキラ)は、大友克洋による同名の漫画を原作とした1988年7月16日公開の長編アニメーション映画。アニメーション制作は東京ムービー新社が、監督は原作者である大友自身がそれぞれ務めている。大友にとっては初の長編映画で、当時の日本アニメとしては異例の巨額な制作費を投じ、日本中から一線級のスタッフを集めて制作された。

wikipediaより引用

大まかな感想

結論から言うと、大傑作である。100点中90点。
そのクオリティは、無料公開されたyoutubeの再生回数が物語っているだろう。
未だに色褪せない魅力がこの映画には詰まっている。

魅力① 圧倒的な作画

総製作費10億円[注 2]、製作スタッフ1,300人と破格の労力がつぎ込まれ、70mmプリント・セル画15万枚・色彩設定327色という日本のセル画のアニメーション映画としては最高峰の作品(wikipediaより引用)
これを見て分かる通り、おそろしいほどの執念とお金で作画されている。
それはきちんと反映されていて、細かいところまで書き込まれたからこその背景・作画のリアリティだ。
これらの要素はサイバーパンクな近未来な世界観を見事に描き出すのに貢献している。
またぬるぬるとスムーズに動くアニメーションはとてつもない。

魅力的なキャラ・ストーリー

主人公金田をはじめ、幼馴染ながら敵対する鉄雄、ヒロインのケイ、敷島大佐まで皆魅力的だ。
ストーリーも、鉄雄が超能力を手に入れて暴走していくにつれて緊迫感が押し寄せてくる。
超能力を駆使するシーンは観ていて単純に楽しいし、この暴走は何処に行きつくのだろうと先が気になるところもうまくできている。
また金田と鉄雄の複雑ながら確かにある友情も作品のいいスパイスになっている。
鉄雄に与えられた『力』はやがて世界を巻き込むスケールになっていくが、その壮大さも素晴らしい。

印象的な音楽

ここまで前衛的なアニメ音楽もそうないのではないだろうか。
芸能山城組が手掛ける音楽は、民族的なサウンドだ。
本当に独特で、特にリズムセクションの太鼓の音などは他に類を見ない。
不思議なシンセの音や、掛け声などを入れたボーカルパートなどは実験的で
なおかつ『AKIRA』の世界にとてもマッチしている。

総評

未だにあらゆる作品に影響を与え続けているというのも納得の出来である。
全ての要素が突出している。
今見ても古びないのだから当時は相当衝撃だったのではないだろうか。
漫画版は読んだことがないのでそちらもチェックしてみようと思う。

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