大傑作!「アンカット・ダイヤモンド」紹介&レビュー

映画

傑作とネットで評判のNetflixオリジナル映画「アンカット・ダイヤモンド」。
ついに鑑賞完了した。
噂に違わぬ傑作である。

個人的評価90点。

「アンカット・ダイヤモンド」あらすじ&主なキャスト

ギャンブル中毒により借金がかさみ、窮地に立たされた宝石商。

追い詰められた彼は、一か八かの賭けに出る。
  • アダム・サンドラー
  • ラキース・スタンフィールド
  • ジュリア・フォックス
  • ケビン・ガーネット
  • イディナ・メンゼル
  • エリック・ボゴシアン
  • ジャド・ハーシュ
  • キース・ウィリアム・リチャーズ
  • マイク・フランセサ
  • ジョナサン・アランベイエフ
  • ノア・フィッシャー
  • エイベル・テスファイ
  • ザ・ウィークエンド

「アンカット・ダイヤモンド」はこんな人にオススメ

  • 一風変わった、不思議で作家性の強い映画が好き
  • ハラハラドキドキのクライム・スリラーが観たい
  • マーティン・スコセッシ監督作品が好き
  • アダム・サンドラーのファンである

「アンカット・ダイヤモンド」レビュー(ネタバレあり)

「神様なんかくそくらえ」、「グッド・タイム」のサフディ兄弟が、あのマーティン・スコセッシを製作総指揮に迎え送り出したクライム・スリラー映画。
主演をアダム・サンドラーが務め、本人役で元NBA選手のケヴィン・ガーネット、ミュージシャンのザ・ウィークエンドが出演している。
A24・Netflix配給作品ということで、A24らしい、尖った独特の作風となっている。

今年観た映画のなかでベストといっていい、大傑作だった。
基本的にマーティン・スコセッシが関わっている映画は名作が多いと思う。
今作もその一つとなった。

本作の見どころとしてまず真っ先に挙げられるのは、アダム・サンドラーの圧倒的な存在感と演技だ。
本作の主人公ハワードは本当にどうしようもないクズだ。
それでもどこか憎めない、魅力的なキャラクターに仕上がっているのは、アダム・サンドラーのひょうきんな雰囲気がベストマッチしているからだ。
本当に完璧な配役だと感じた。

この映画、サフディ兄弟による、センス抜群でキレのある演出が見事である。
本作、ハワードがとにかくセリフを捲し立てる。
それがキレのいい演出とともに展開されるので、観ていて気持ちがいい。
この二つの要素の組み合わせにより、映画はどんどんドライヴしていき、予測不可能になっていく。
まるでジェットコースターのようだ。
スリル満点で最高だった。

幻想的で不穏なエレクトロ・ミュージックが素晴らしい。
不思議な浮遊感があり、映画に絶妙にマッチしていて、寄り添っている。

最初はハワードにイライラするかもしれないが、次第にこの映画の深みにハマっていき、ハワードの行く末を見届けたくなってしまう。
サフディ兄弟、この辺の塩梅がとても上手い。

主人公ハワード、本当に狂ったギャンブラーである。
KGにオパールを渡す代わりに受け取った指輪を質に入れ、それを即バスケ賭博に突っ込むくらいには狂っている。
義兄にも金を借りており、義兄が雇った用心棒に見張られているくらいにはヤバい。

このようにすべて思い付きで突き進んでいくハワード。
暴走の末、どんどん状況が悪くなる中、ついにハワードは大勝負に出る。
ここから終盤までが今作のハイライトだと思う。

ハワードはKGにオパールを売った金を元手に、オプション付きでバスケ賭博に突っ込むのだった。
ここでKGに宣戦布告をし、お前は狂っていると吐き捨てられるシーン。
ハワードの狂いっぷりと勝負師ぶり、正直カッコいいと思ってしまった。

ハワードの宝石店の入り口に義兄と用心棒を閉じ込め、バスケの試合にのめり込むハワード。
結果は、まさかの大勝利。
大喜びで義兄たちを解放するが、その直後用心棒に銃で頭を打ちぬかれてしまう。

賭けに負けて破滅するオチかと予想していたので、かなりびっくりした。
それとともに、人生の無常さというか、そういった虚しさも感じた。
まあやってきたことを考えると因果応報なのだが…
しかし、彼は最高にハッピーな気持ちでこの世を去ったので、ハッピーエンドと言っていいだろう。

まとめ

まさにジェットコースターのような、先の読めないスリル満点の犯罪スリラー映画だ。
演出、脚本、映像など非の打ち所がないと思う。
傑作カルト映画として語り継がれるタイプの作品だろう。
万人向けではないが、とてもオススメである。


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