The Smile『Cutouts』 感想

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The Smileの最新アルバム『Cutouts』の感想をつらつらと綴っていく。

The Smileとは

ザ・スマイルThe Smile)は、2020年に結成されたイギリスロックバンド

レディオヘッドトム・ヨークジョニー・グリーンウッドサンズ・オブ・ケメットのドラマーであるトム・スキナーによって結成された。

wikipediaより引用

初めて聴いた所感 75点

過去のアルバムに比べると曲数も少なめで、コンパクトに纏まっている。
サウンドもメンバー3人なのもあってシンプル。
それでいてクオリティは非常に高く満足度は高い。
曲調も『Instant Psalm』『Foreign Spies』のような幻想的で美しい曲、『Zero Sum』みたいな
アグレッシヴな曲、『Colours Fly』では複雑なリズムセクションがあるなどバラエティー豊かだ。
全編通してトムヨークらしい、アーティスティックで不穏、かつ実験的な雰囲気を感じられる。

個人的フェイバリット『Bodies Laughing』

トムはよくこの曲のようなボサノヴァ風味のギターを弾いた曲を作るが、その中でも上位に
ランクインするのではないだろうか。
前作『Wall of Eyes』に収録されたタイトルトラック『Wall of Eyes』もこの系譜で傑作だったが、それに全く負けないレベル。
トムの歌を邪魔することなく、それでいて確実にドラマチックに盛り上げていく完璧なアレンジ。
そのアレンジに支えられ、妖しく不気味でありながらとてもカタルシスがある曲に仕上げられている。
And everybody’s laughing
 Bodies laughing

まさにこの曲を表しているような、一番好きな歌詞だ。

総評

彼らが作るだけあって出来は非常にいいが、もう少し革新的な部分が見たかったという思いもある。
ただ『Zero Sum』などはここ最近の中でも特色のある(特にギター)曲だったし、トムの声も相変わらず最高だ。
次作があるのであれば、もっと踏み込んだ、攻めたアルバムが聴きたい。

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