Radioheadで最も有名な曲と言っていいだろう、Creepがこれだけ聴かれる理由を紐解いていく。
Creepとは
「クリープ」 (英語: Creep) は、英国のロックバンド、レディオヘッドの楽曲。自身初のスタジオ・アルバム『パブロ・ハニー』から先行シングルとしてリリース、出世作となった。
ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」や、ベックの「ルーザー」などと共に、しばしばオルタナティヴ・ロックムーブメントにおける代表曲として挙げられている。1998年以降ライブで披露されることは少なくなっている。
wikipediaより引用
再生回数11億越え、モンスタークラスの楽曲
この曲、なんとyoutube再生回数11億回を超えている。
Radioheadのカタログの中でも突出した再生回数である。
正直Radioheadの大ファンとしては、どう考えてもCreepよりよくできた曲はたくさんあると思うのだが、世間的にはCreepの方が評価されているのだ。
もちろんCreepも充分いい曲なのだが、それにしても評価されすぎな気がする。
何故これほど愛されているのか。
普遍的な青臭さ
Creepの歌詞は、今のRadioheadからは考えられないほど青臭さに満ちている。
社会情勢や気候変動、世界に迫る危機などを描いている現在のトムが、これから先未来永劫描かないであろう歌詞だ。
だが、この青臭さこそが世代を超えてCreepが愛される理由ではないだろうか。
青春時代に誰もが抱く感情、だからこそ若者には鮮烈に、大人にはノスタルジックに響く。
これこそが世界中で聴かれるレベルの普遍性をCreepに与えていると思う。
なんだかんだこの曲の魅力は歌詞の力が非常に大きいのだ。
単純に曲がいい
シンプルに曲が素晴らしい。
王道進行だがフックのあるコードとアルペジオ。
美しいメロディ。
それを堅実に支えるドラム・ベースによる心地よいミディアムテンポ。
そしてなによりコーラス前のギターカッティングとクライマックスのエモーショナルな歌。
これらが合わさり唯一無二の楽曲となっている。
個人的にはいい曲だと思う、けれども正直Radioheadの名曲だらけのカタログのなかでは中間より下の順位かな…と感じている。
しかしそれでもなおこの曲のインパクトは絶大で、すぐに頭に刻まれ忘れられないほど印象に残る。(多くの人にとってもそうだろう)
これはつまり曲が圧倒的なパワーを宿していることに他ならない。
総評
Creepは小難しいことをせず、どストレートにいい歌詞、曲となっている。
これは現在のRadioheadとは真逆だ。
だからこそ多くの人に響くような普遍性を持っている。
コメント