Netflixで、レッチリのドキュメンタリー映画が配信された。
全ての曲を知っている訳ではないが、結構好きなバンドである。
そんなレッチリの、バンド始まりのいきさつを知れる映画。
面白く観ることができた。
個人的評価70点。
「ライズ・オブレッド・ホット・チリ・ペッパーズ:俺たちのヒレル」あらすじ&主なキャスト
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ初代ギタリスト、ヒレル・スロヴァク。
彼とメンバーとの出会い、バンド活動、そして友情。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ始まりの物語。
- ヒレル・スロヴァク
- アンソニー・キーディス
- フリー
- ジョン・フルシアンテ
「ライズ・オブレッド・ホット・チリ・ペッパーズ:俺たちのヒレル」はこんなところがオススメ

- バンドマンらしい、破天荒なエピソードの数々。
- 流石のレッチリなので、劇中に流れる音楽も抜群に良い。
「ライズ・オブレッド・ホット・チリ・ペッパーズ:俺たちのヒレル」レビュー(ネタバレあり)
世界的ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
バンド結成のいきさつ、彼らの若かりし頃のエピソードなどを掘り下げたドキュメンタリー。
ベン・フェルドマン監督作品。
興味深いドキュメンタリー映画だった。
レッチリを知っている人はもちろん、知らない人も十分に楽しめる映画だと思う。
以下、箇条書きで良かった点、印象的だったところを挙げていく。
・とにかく破天荒な彼ら
この映画、とにかくドラッグのエピソードが出てくる。
アンソニー、フリー、ヒレル、3人ともドラッグまみれでクラブに行く生活を送っていた。
しかもアンソニーにいたってはホームレスになっていた。
マリファナ、コカイン、なんとヘロインまでやっていたというのだから驚きである。
フリーは真面目な性格ゆえ、バンド活動のために早めにドラッグから手を引く。
しかしアンソニー、ヒレルはドラッグにどっぷり漬かり続ける。
そのためヒレルは亡くなってしまうのだが。
ドラッグ接種により瞳孔が開いたままのヒレル、とにかく痛ましい。
どんどん表情が無くなって無気力になっていき、最終的にはオーバードーズで死んでしまった。
ドラッグがいかに危険で手を出してはいけないものなのかを、再認識させられた。
アンソニーがドラッグ漬けでレコーディング、リハーサルに来ないため一度クビになっていたのもびっくりだ。
流石に反省してドラッグを断つが、またヒレルとドラッグをやり始めていたのは笑った。
そりゃフリーもキレる。
自由奔放なアンソニーとヒレル、堅実なフリー、バンドメンバーの性質の違いも面白い。
まあ、これくらいクレイジーじゃなければ世界的ロックバンドにはなれないのかもしれないと思った。
・レッチリ結成前夜、彼らの友情物語
どうやってレッチリになっていったのか、初めて知った部分も多かった。
アンソニー、フリー、ヒレル、学生時代に出会った彼ら。
それぞれ性格が違う彼らが親友になるまでの過程。
アンソニーはやんちゃで社交的、フリーは引っ込み思案、ヒレルは芸術家肌。
キャラクターが違う彼らが、不思議とすぐに打ち解けあい、お互いにとってかけがえのない存在となる。
なんとも運命を感じさせる。
それから一緒に悪さをしたり、レコードを聴いたりしながら時間をともにしていた。
そしてついに、バンド活動を始める。
ここで特に印象的だったのが、いかにしてアンソニーがレッチリのボーカルになったのかというところ。
アンソニーは、ある日グランドマスター・フラッシュのメッセージという曲をラジオで聴いた。
歌詞の物語性、ファンキーさに感銘を受けた彼は、すぐに詩を書きたくなり、書き始めたという。
レッチリが始まる前から詩を書いていたというのは驚きである。
ただクレイジーに暴れていただけではなく、こうしたアートなスキルを磨いていたからこそ、素晴らしい音楽に繋がっているのだなと感じた。
アンソニーが初めてステージに立ったエピソードも面白い。
即興でバンドを組んで、前座をやれと言われた彼ら。
そしてなんと、一度も音楽をやったことがないアンソニーがボーカルに指名される。
アンソニーは、詩を書いていた経験を活かし、それをラップに盛り込んで歌うと決める。
結果、バッチリとハマり大成功に終わる。
フリーは分かちあった時間、友情があったからこそだと語った。
非常に熱いエピソードだった。
・ヒレル・スロヴァクが残したもの
映画のタイトルにもあるとおり、ヒレル・スロヴァクがどういう人物だったか、バンドに何を残したのかが描かれている。
早くからアートに興味を持ち、絵を描くことが好きだった。
さらに様々な音楽を聴いて、自らに吸収していく。
彼は、彼にしかできないギタープレイでレッチリサウンドの根幹を作りあげた。
映画の最後にジョン・フルシアンテがインタビューに応じている。
最初はヒレルのギターを完コピし、徐々に自分の色を混ぜていったという。
ヒレルの影響の大きさを物語るエピソードだ。
レッチリには今も、彼のサウンド、スピリットが生き続けているのだ。
名前は知っていたが、彼がレッチリに与えたものがどれだけ大きかったかを知れて良かった。
まとめ
学生時代につるんでいたワルガキたちが、着実にバンドで成功を収めていく。
青春感満載の、どこかノスタルジックな気持ちにもなるドキュメンタリーである。
ドラッグや喪失など、闇の部分もきっちり描いていたのも素晴らしい。
総じて質の高いドキュメンタリーであった。

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