漫画ハンターハンターでは、主に8つほどのパートが存在する(~編と呼ばれることが多い)。
どのパートが一番面白いのか、話していこう。ネタバレあり。
ハンター×ハンターとは
『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター)は、冨樫義博による日本の漫画作品。2022年7月時点でシリーズ累計発行部数(デジタル版を含む)は8400万部を突破している[1]。略称は「H×H」
wikipedia 『HUNTER×HUNTER』より引用
結論 ヨークシン編が一番面白い
旧アニメ版2ndオープニング。これが一番好き。
久しぶりにハンターハンターを読み返してみて、この結論にたどり着いた。
理由はいくつかあるが、まず第一に長さがちょうどいいことだ。
キメラアント編が単行本12巻分あるのに対し、ヨークシン編は5巻程度で収まっているので短すぎず長すぎない。
第二にキャラクターが魅力的なことである。
ハンターハンターに出てくるキャラクターはどれも魅力的なキャラクターばかりだが、ヨークシン編はなんといってもあの幻影旅団が出てきて、なおかつメインに据えられている。
旅団の活躍を存分に堪能できるのがヨークシン編なのだ。
第三にハンターハンターらしい駆け引きが満載でなおかつ高いクオリティであること。
これは詳しく後述する。
具体的にどういったところが面白いのか
・ヨークシン編ではクラピカの復讐への傾倒、それを巡る幻影旅団との闘い・ドラマが繰り広げられる。
クラピカをメインとした味方サイドも十分面白いのだが、ヨークシン編をここまでのものにしているのは抜群な存在感をもった旅団がいるからではないだろうか。
人を殺しまくりあらゆるものを盗みまくる極悪集団でありながら、それに反して意外と人間臭いところ満載なのがいい。
例えばパクノダの仲間を想ってのラストの行動、ウヴォーが死んで涙する団長とノブナガ(またウヴォーの代わりにゴンとキルアを勧誘するノブナガ)、団長か旅団のどちらを取るのかでもめるところといったこれらのシーンに、旅団の人間臭さがよく表れている。
魅力的な悪役がいる、これは名作になるかどうかで重要な要素の一つであると思う。
・ヨークシン編にハンターハンターらしい駆け引きが満載だというのは先述したが、さらに詳しく深堀していこう。
ゴンとキルアが団長を捕らえるために旅団にわざと捕まり、ホテルの中で相手の隙をつくるために停電させるところは戦略的で非常に面白かった。
格上の相手でもアイデア一つで優位に立てる、ハンターらしい頭脳戦だ。
その他にもネオンの予言能力を巡った策謀の張り合い、ゴンとキルアがノブナガから逃げる場面など楽しい駆け引きがたくさんある。
バトルはクロロvsゼノ&シルバが突出した出来だ。
このバトルはハンター全体を通してもトップクラスではなかろうか。
お互いに思考を読みあいながらの闘いで緊張感もある。
この漫画の醍醐味が豊富に詰め込まれた闘いであると思う。
やはりヨークシン編が最高傑作
ヨークシン編は全てがバランスよくまとまり、出来すぎているくらい上手くできている。
もちろんハンターハンターは他のどのパートもめちゃくちゃ面白いのだが、一番クオリティが高いのはヨークシン編で間違いない。
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