トム・ヨークのliveを東京ガーデンシアターで観てきた。
最高としか言いようがないliveだったので感想を語っていこうと思う。
未だに余韻醒めやらぬ感じである。
セトリなど完全ネタバレありなので気をつけてほしい。
トム・ヨークのprofile
Radioheadの楽曲,最新アルバム収録曲『Burn The Witch』
音楽好き、特に洋楽が好きな人であれば説明不要であろうが一応解説を。
Radioheadという世界的バンドのフロントマンである。
Radioheadだけでなくソロ活動も行っている。
レッチリのフリーを迎えて活動していたAtoms for peaceといったプロジェクトをやったり、近年ではthe Smileというバンドも立ち上げて精力的に活動を続けている。
楽器はギター、ピアノ、ベース、ミニドラムキットなどを演奏するマルチプレイヤーである。
歌唱スタイルはファルセットを多用するスタイルで、そのファルセットは非常に美しい。
トム・ヨーク『Everything : Playing Work Solo From Across His Carrier』11/23 東京ガーデンシアター セトリ&簡単な感想
1.The Eraser
2.Let Down
3.Last I Heard(...He Was Circling the Drian)
4.Packed Like Sardines in a Crushed Tin Box
5.Suspirium
6.Fake Plastic Trees
7.Kid A
8.Atoms for Peace
9.Bloom
10.Present Tense
11.Not the News
12.Hearing Damage
13.Default
14.Volk
15.Rabbit in Your Headlights
16.Reckoner
17.Back in the Game
18.Idioteque
アンコール
19.Everything in Its Right Place
20.All I Need
21.Cymbal Rush
22.How to Disappear Completely
レディオヘッド曲半分、他ソロなどから半分といった采配。
ステージにはトム一人、DJのようにドラムマシーンやシンセを操りバックサウンドを重ね、それに合わせて歌う。
ギターやピアノを用いての弾き語りも多かった。
楽器を使わないときは機嫌よさげに踊りながら歌っていたのが、楽し気でいい感じだった。
今回のliveでまず感じたのが曲の良さはもちろんのこと、トムの声質の特別さ。
のびやかに彼の声がメロディを紡いでいくのが聴いていてとても気持ちがいい。
ファルセットに至っては天上の音色といっていい歌声である。
やはり彼は特別な声を神から授かったフロントマンなんだなと強く感じた。
特に感動した曲3選
1.Packed Like Sardines in a Crushed Tin Box
Radioheadの5枚目のアルバム『Amneseac』のオープニングナンバー。
まさかやるとは思っていなかった。激レアである。
あらためて聴いて思ったのは、リズムセクションのすばらしさ。
ドラムもタイトでいいのだが、ベースラインはRadioheadの曲の中でも随一のカッコよさではないだろうか。
2.Suspirium
映画『サスペリア』リメイク版のために書き下ろされた曲。
今回はピアノの弾き語りスタイルでのお披露目。
ピアノ・歌どちらのメロディーも非常に美しく、それらが絡みあって完璧なサウンドとなっていた。
個人的に、歌い始めの『This is a Waltz~』の部分が好き。
3.How to Disappear Completely
Radioheadの4枚目のアルバム『Kid A』収録曲。
アコースティックギターでの弾き語りだった。
原曲からしてすでに大名曲なのだが、コードと歌のみで演奏されることで曲の土台のすさまじさというか、この二つの要素だけでおそろしい完成度なのだと圧倒された。
どこか退廃的で、けれど綺麗な世界観を存分に堪能できた。
総評
トム・ヨークの天才ぶりを見せつけられた。
やはり彼の創り出すものは唯一無二である。
ここ最近観たliveの中では間違いなくベスト、そう断言できるliveだった。
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