サイレントヒル2 リメイク 感想

サイレントヒル2のリメイク版を先日プレイし、クリアしました。
その感想、おすすめポイント、気になった点などを書いていこうと思います。
ネタバレ無しです。

個人的評価 90点 非常にクオリティが高い圧倒的なリメイク作品

オリジナルはプレイ済みでの評価となります。
プレイ前は果たしてどうなるのか、オリジナルの時点で傑作だっただけに、ただ泥を塗るだけで終わるのではないかと不安も大きかったのですが、杞憂で終わりました。
本当に見事なリメイクでした。
以下に細かくいい点を挙げていきます。

美麗なグラフィック フォトリアルなキャラクターの表情

とにかくグラフィックが綺麗です。クリーチャー、町、キャラクター、本当にそこにあるような質感で表されています。
特に霧の表現は素晴らしいの一言。
サイレントヒルシリーズの魅力的な部分はたくさんあり、霧はその中でも重要な要素の一つ、また本シリーズを個性的にしている要素の一つでもあります。
本作の霧の表現は、恐怖を煽りつつもどこか儚さを感じさせる雰囲気で、美しいです。
この「美しい」という部分が重要で、ただ不気味なだけではなく切なさも纏っている、そこがまさにこのシリーズといった風情でいいんですよ。
ゲームの序盤でこの霧を見て、この町についに帰ってきたんだな…と実感しました。
本作はアンリアルエンジン5を使って製作されています。
これにより霧や町のグラフィックだけでなく、キャラクターの表情もハイクオリティで表現されています。
カットシーンでは綿密に表情が描かれていることで、没入感を引き上げています。

魅力的なストーリー、音楽

オリジナルがここまで伝説的な作品として扱われている理由として、ストーリーの完成度の高さがあると思います。
リメイクでは原作の良さはそのままに、カットシーンなどはブラッシュアップされ、より物語が心に迫るようになっています。
原作であった多くを語らないからこそ粋になっていたところもきちんと残されています。
この物語に隠された驚くべき真実…
これを知ることで、あとになってここはこういうことだったのかと気づくことで、よりこの作品の深みが増し、心に刻まれるかと思います。
音楽も特筆すべき点で、間違いない出来となっています。
元々名曲ぞろいで世界的にも高評価だった音楽ですが、細かくアレンジが変更されて、さらに品格高い質感となっています。
例として挙げると、このゲームの代表曲といってもいい「theme of laura」という曲は、リメイク版ではギターが落ち着いた音に変更され、全体的に音質が上がっただけでなくより深みのあるアレンジに仕上がっています。
音響もラジオの音、環境音など素晴らしく、この作品に引き込まれます。
ストーリー、音楽ともに原作から大きく変えずに現代のクオリティに引き上げる。
ベストな判断です。

気になった点

ほぼほぼ文句なしなのですが、次に行くべきところが少し分かりにくい、プレイキャラクターの挙動が少しカクついてぎこちないところは気になったかな…といったところです。
しかし本当に気になったところはこの2点くらいのもので、他は特にストレスなくプレイできたかと感じています。

総評 胸を張ってオススメできる作品

正直、プレイする前は外注だしなぁ(今作はbloober teamという海外のスタジオとKONAMIの共同制作)…どうなんだろう…と思っていたんですが、そんな懸念を余裕で吹き飛ばす仕上がりとなっていました。
お見事という他ないです。
今作はどうやら発売3日で100万本出荷を達成し、滑り出しは順調、海外のメタスコアも87点と高い評価を得ています。
これから出るであろうシリーズの新作にも期待が膨らみます。
サイレントヒルは初めてという方にもオススメです。
迷っているなら是非やりましょう!

以上です。

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