ちょいガッカリ「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」ネタバレ感想

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俺が最終シーズンまで追い続けてきた「ピーキー・ブラインダーズ」シリーズ。
ついに完結編となるNetflix映画「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」が配信開始された。
正直、悪くはないが特段良くもないといった出来だった。
個人的評価60点。

「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」あらすじ&主なキャスト

引退生活を送っていたギャングのボスは、ふたたび戦いの渦へ。
トミー・シェルビーの物語が完結する。
  • キリアン・マーフィー
  • レベッカ・ファーガソン
  • ティム・ロス
  • ソフィー・ランドル
  • バリー・コーガン
  • スティーブン・グレアム
  • パッキー・リー
  • ジェイ・ライカーゴ
  • ネッド・デネヒー
  • イアン・ペック

「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」はこんなところがオススメ

  • スタイリッシュなファッションと音楽
  • キリアン・マーフィーが魅力的

「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」レビュー(ネタバレあり)

「ワイルド・ローズ」、「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」で知られるトム・ハーパーが監督、「ハミングバード」、「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」で知られるスティーブン・ナイトが脚本・制作を務めている。
「オッパンハイマ―」のキリアン・マーフィーが主演、制作にも関わっている。

「ピーキー・ブラインダーズ」シリーズの完結編としては、満足できない出来だった。
このシリーズ、6シーズンも続いているというのが証明しているとおり、人気シリーズである。
人気があるのも頷けるほど面白い、傑作ドラマなのだ。
期待値も高く、配信を心待ちにしていた。
結果、ちょっと期待外れだった。
良いところはとても優れているが、悪いところも目立つ。
両極端な要素を持つ映画だと思う。
まず良かったところを挙げていく。

カッコよすぎる音楽・ファッション、とにかくセンスが良い。
ファッションはスリーピースジャケット、キャスケット、ツーブロックの髪型。
シリーズ通してクールだ。

これまでのシリーズも音楽が良かったが、今回も秀逸。
基本的にロック調の音楽を採用しており、激しさもありながらクールである。
特に印象的だったのが、Massive Attackのカバー。
エイダを弔うときに流れたTear Drop,最終局面に向かうときに流れたAngel。
Tear Dropは曲が美しいのもさることながら、個人に別れを告げるあのシーンには絶妙。
この曲により、悲しくも綺麗なシーンとなっている。
Angelは、あの行進しているようなリズムがシーンに合っている。
これからラストバトルに向かう、緊張感と高まりが表現されている。
めちゃくちゃカッコよかった。

映像の質感も良い。
暗めのトーンで味がある。
スケール感も出ている。
この映画にマッチしていて素晴らしい。

相変わらずキリアン・マーフィーは最高だ。
トミー・シェルビーは彼以外考えられない。
ルックスが良いのもさることながら、ギャングのボスを見事に演じている。

トミー、この映画では終活中である。
これまで自分がしてきたこと、家族を失ったことから虚無感を抱えているのだ。
そんなトミーのダークサイドを見て、人生を考えさせられた。

争いを起こし、たくさんの血を流して、引き換えに大金を手にしている。
それでもとても幸せには見えない。
トミーの「全員死んだ。死にたい者だけを残して。」というセリフ、とても心に残っている。
フィクションではあるが、幸せとはなんなのか考えさせられた。

不満はあるが、しっかりとトミー・シェルビーの物語は完結した。
希死念慮を抱き、これまでの人生を本に書き記していたトミー。
ようやく安らかに眠ることができた。
次世代に希望をつなぎ死んでいく、いい死に様だったと思う。

悪いところを挙げていく。
まず、敵役がこれまでと比べてまったく魅力がないところだ。
ぽっと出の小物感丸出しのラスボス。
これはいただけない。
過去のカリスマ性のあるボスたちに比べてまったくもってへぼい。
こいつにトミーが殺されるのはさすがにどうかと思った。

アーサーの扱いが雑すぎる。
トミーが激情からアーサーを殺すわけがないと思う。
罪の意識を抱くトミーという設定をつくりたいだけの、取ってつけた設定だと感じた。

ドラマ1シーズンではなく映画なので、どうしても薄味に感じる。
戦う目的も、以前のシリーズのように重厚なものではなく、ただの弔い合戦である。
ドラマで丁寧に描いた方が良かった。
長く続けてきたピーキー・ブラインダーズシリーズ、トミー・シェルビーの物語の終わりはこれでいいのかと感じてしまった。

まとめ

期待値が高かった分、煮え切らない感想となってしまった。
ただそれだけ、このシリーズの完成度が高かったのだとも思わされた。

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